徒然日記

好きなことを好きなように語ります

クロニクル千古の闇1の感想

作品名:クロニクル千古の闇1 オオカミ族の少年

著者名:ミシェル・ペイヴァー さくまゆみこ訳

画家:酒井駒子

2005年6月20日発行。

 

Xのおすすめで流れてきたのがきっかけで手に取った作品。レッドデータガールの酒井駒子さんのイラストが好きだったし、リンの谷のローワンシリーズでさくまゆみこさんの訳に親しんでいたので、手に取りやすかった。…ローワンシリーズの続きはもう出ないのかな…。

 

舞台は紀元前4000年。悪霊に取り憑かれたクマに父親を殺された少年・トラクは、死に際の父親の導きのもと、半ば強制的にクマを殺すため精霊の山へ向かうことを誓う。

うまく言えないのだが、ファンタジー感の薄い作品だった。狩猟生活の細やかな描写、土着信仰などが弥生時代といった古代文明にありそう(日本は農耕民族なので厳密に言えば異なるが)だなと感じていたので、後書きに紀元前4000年前とあり、驚くと同時に納得した。

超常現象が多くないところもファンタジー感が薄く感じた。でも括りとしては、ファンタジーのかもしれない…。

 

ストーリーの所感としては、集団生活したことがなく山での生活に特化してる&父親の指示がふわふわにも関わらず、トラクはとても頑張ってるのに報われないな…と感じた。

ワタリガラス族たちからの扱いが最後以外良くなかったのも、あまりいい印象は持たなかった。レンは頑張っていたけど…二人と一匹で旅立ってしばらく経つまで、いい印象はなかったしな…

最後の描写を読むに、トラクはワタリガラス族のところで暮らすようになるのだろうか。最後までつっかかっていたボードはクマとともに亡くなったし…穏やかに暮らしていけるといいのだが。

一番可愛かったのは、オオカミのウルフだった!!きゃんきゃんトラクに戯れるところも、成長して雄々しくなって頼れる存在になるところも、全部良かった。最後いなくなってしまって悲しいんだが…私にとって癒しの存在だったので、次巻で戻ってきてくれたら嬉しい。

 

ずいぶん昔の作品だと思っていたが、最近続編が出て去年完結したらしい。図書館の児童エリアは土日にしか行けないので、のんびり続きを読もうかな…

犬神家の一族(金田一耕助)の感想

作品名:金田一耕助

著者名:横溝正史

 

※ネタバレあり

 

金田一耕助シリーズ10作目。

……本には5作目とあるが、これはこのシリーズの発刊順であって、当初の発表順ではない。八つ墓村読んだ時は気づかず、シリーズ1=発刊順1作目だと思って読んだが、前の事件について触れられていたので混乱した。わかりやすい記載があると助かるんだが…。

ちなみに八つ墓村は8作目とのこと。8だけに?

 

さて、内容の感想としてはやはり面白かった。

登場人物は多いが、序章に出てきた人物をひとまず頭に入れておけば話が入ってくるのがありがたい。

あと、イケメンと美女が最低一人ずつ出てくるんだなとも思った。特に美女に関する描写の癖は、書き手が男性だからか、メインの読者層を男性として見ているからのどちらかかもしれない。

陰惨な事件が度々起こっていくところも、息つく暇もない展開でいい。足が2本飛び出た姿は、初めて見た時はちょっと笑ってしまっていたのだが、予想通り笑えない展開だった。

気になったのは、静馬自身のせいとはいえ、親子ともども報われないところだった…。松子、梅子、竹子三姉妹の暴挙が発端だった(同じく子を持つ菊乃にぶつけるのではなく父親にぶつければよかったのでは…??)にも関わらず、松子の本命が果たされた終結だったのは気になった。珠世から佐清の話が出てきた時は珠世と佐清が結ばれるのではと思ったし、佐清自身はそこまで悪くないけども…。青沼親子が可哀想な話だなと感じた。

今作は雪の描写が綺麗だった。私は風景描写が苦手なので、読み返していろいろメモしておこうと思う。覚えられたら一番いいんだが…。

 

今回も序章の人間関係を中心にまとめたので、誰かの参考になればと思い載せる。

 

犬神佐兵衛:犬神財閥の創始者。81歳で死去。製糸工場で働くうちに、機構と売り捌く商法を学び取ると、独立して自分の工場をもつ。資本の提供は大弐。正室なし。
野々宮大弐:那須神社の神官。拝殿の床下に倒れていた佐兵衛を保護する。たぐいまれな美少年っぷりに惚れて衆道の契りを結び、妻を顧みなかったせいで、妻は一時実家に帰った。この不和は、佐兵衛が家を出ることで解消。
野々宮晴世:大弐の妻。
野々宮祝子:大弐と晴世の娘。
野々宮珠世:祝子の娘。祖母や両親が早々に亡くなったので、犬神家に引き取られる。
犬神松子:佐兵衛の娘。52〜53。
松子の夫:那須市の本店の支配人。先年亡くなる。
犬神佐清:松子の息子。復員していない。
犬神竹子:佐兵衛の娘。
犬神寅之助:竹子の夫。東京支店の支配人。
犬神佐武:竹子の息子。28才
犬神小夜子:竹子の娘。22才
犬神梅子:佐兵衛の娘。
犬神幸吉:梅子の夫。神戸支店の支配人。
犬神佐智:梅子の息子。27才
古舘恭三:犬神家の弁護士。

金田一耕助:35〜36才。
犬神奉公会
若林豊一郎

 

ビッグ4(名探偵ポワロ)の感想

作品名:ビッグ4

著者:アガサ・クリスティー 中村妙子訳

2004年3月15日発行。

 

※ネタバレあり

 

クリスティー文庫4作目。

前回借りたのが1作目にあたるスタイルズ荘の怪事件だが、そこから4作目に飛んだのは2000年代に訳された本を求めてのことである。とりあえず今の図書館からあるだけ読み切って、他の図書館で探すつもりだ。うまく見つかればいいが…。

さて、今回の犯人は国際犯罪組織「ビッグ4」だった。ある程度のヒントはあるもののトップ以外は謎に包まれており、数々の事件を通して人物を暴き、大いなる悪巧みを阻止する流れだった。

今作はとにかく展開が早い。特徴といってもいいレベルであり、他のクリスティー作品に見られるようなじっくり人物像と人間関係を描いて悲喜交交をあらわにする…のではなく、矢継ぎ早に事件が起きては解決していった。訳者のあとがきで分かったのだが、これは元々短編を繋ぎ合わせたものらしい。毎月少ないページで読者の興味を惹きつけないといけないため、こんな展開になったのだとすっきりした。同時に、クリスティーはこういったスペクタクルロマンみたいな作品も書けるのかとしみじみ感じた。

ヘイスティングズは自惚れやすかったり思い込みで先走ったりするところはあるが、正義感に溢れて真っ直ぐな気性を、ポワロは最も気に入っているんだろうなと感じた。

個人的に一番気に入ったのはロサコフ伯爵夫人だ。恐らく2〜3で出てきたのだろうが、読んでいないためよくわからなかった悲しみ…。今後登場したら嬉しい。

八つ墓村(金田一耕助)の感想

作品:八つ墓村

著者:横溝正史

1996年発行。

 

※ネタバレあり

 

2019年に、犬神家の一族がNHKでドラマ化された。脚本を小林靖子さんが担当していたので、うきうきと録画したのだが、見る前に家族に録画データを消されてしまった。

落ち込みはしたものの、まず原作から触れてみようと思い直した。図書館のカードを何年振りに更新して、いざ手にとった「金田一耕助ファイル 1」が一作目じゃなかったことはびっくりした。罠だった…

 

感想に入る。とても面白かった。

前振りとしてひどく陰惨な事件がテンポ良く語られ、その呪いの一切を背負ったといってもいい辰弥が今作の主人公とわかった時はめちゃくちゃテンションが上がった。

辺鄙な村ならではたくさんの登場人物がひしめき合っていて、人間関係も複雑で読み応えがあった。

辰弥の語り口というのも良かった。彼が死なずに生き残ることが確定したので。しかし春代が亡くなったのは残念だったし、典子と大団円を迎えたのは意外だった。

一つ肩透かしだったのは、てっきり要蔵が生きていて暴れ回るものと思い込んでいたから、屍蝋になっていて娘を驚かす以外なくて残念だった。

今度新しい映画を公開するらしいが、だいぶ内容が変わっていて不安。昔の映画を探して見ようかな…。

 

複雑で、ページをめくるたびに進展していく人間関係は本当に読み応えがあったのだけど、最初はなかなか名前が覚えられなくて…。

メモりながら読んだのが幸いして、後半からはメモを取らなくても分かるようになりのめり込むように読み進めた。

もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので、ここに残しておく。

 

八つ墓村メモ

落武者八人:尼子義久の家臣。毛利元就への降伏を受け入れることができず落ち延びる。
多治見庄左衛門:落武者八人襲撃の首謀者。三千両欲しさに殺す。のちに狂い、七人殺し、自ら首を刎ねる。そのことがきっかけで村人は落武者八人をきちんと弔うようになる   
多治見要蔵:非常に粗暴な性格。鶴子が戻らない激情のまま妻や村人32人殺して逃亡。
二人の伯母:双生児。要蔵の伯母。名前は小梅、小竹。
おきさ:要蔵の妻。狂った要蔵に殺された。
久弥:要蔵の息子。肺壊疽にかかる。激しく咳き込み、久野の薬を飲んだ直後に死亡。
春代:要蔵の娘。30代で体が弱い。
鶴子:19歳で郵便局事務員。要蔵に拉致された犯され、要蔵に怯える周囲の人間に宥められて要蔵の妾となる。孕んだ息子の父親は要蔵なのか、亀井陽一なのか不明。村人は亀井陽一の息子だと噂した。要蔵のもとを逃げ出し、狂乱ののちに村に戻るが、村人たちからの恨みに耐えかねて再び村を出る。辰弥が七つの時に死亡。
辰弥:鶴子の息子。母や義父の死亡、そして徴兵を通してほぼ天涯孤独だったが、小梅と小竹による捜索により人生が変わり始める。
亀井陽一:鶴子の恋人

寺田虎造:辰弥の母、鶴子の夫。辰弥の養父。造船所が爆撃された時、爆弾の破片に当たって死亡
諏訪弁護士:丑松に依頼されて、辰弥を探すためラジオで呼びかけた。八つ墓村のもう一つの分限者である野村家の縁者。
井川丑松:鶴子の父親、辰弥の祖父。博労。辰弥の目の前で突然死。
里村(多治見)修二:要蔵の弟。母の実家を継ぐために里村姓を名乗る。
森美也子:大柄の美人。辰弥、どきどきしてしまう。野村家の当主荘吉の義妹。荘吉の弟の達雄(故人)の妻だった。
里村慎太郎:元少佐。小梅と小竹に嫌われている。
里村典子:慎太郎の妹。
吉蔵:博労。
新居:医師。疎開してきたとき、一番目の患者は丑松で、村中に宣伝して歩き回ったことを久野は恨んでいるby吉蔵
久野:医師
濃茶の尼:異様な風体をした人物。なんか叫んでる。妙蓮。旦那と子供は要蔵に殺された。
お島:多治見家の女中

野村荘吉:50前後、おっとりした態度で鷹揚な口の利き方。
金田一耕助:探偵。荘吉の古い友人。小柄でもじゃもじゃ頭。
磯川警部:N町からやってきた。

スタイルズ荘の怪事件(名探偵ポワロ)の感想

作品名:スタイルズ荘の怪事件

著者:アガサ・クリスティー 矢沢聖子訳

2003年10月15日発行

 

※ネタバレあり

 

クリスティーのデビュー作。

傷病兵として本国に送還され、疾病休暇を与えられたヘイスティングスは旧友と出会い、そしてスタイルズ荘で事件に巻き込まれる。その難事件の手助けを求めたのは、前日に再会していたポワロだった。彼はベルギーの有名な刑事だったが、WW1の時にイギリスに亡命してきたばかりだった。

 

高校生の時、ポワロシリーズはぼちぼち読んでいたはずだけど、全然覚えてなかった。

高橋留美子さんが、一時期クリスティー作品?ポワロシリーズ?を片っ端から読んだというエピソードに憧れて、近場の図書館で借りた。

犯人は動機的な意味では最初の印象通りだったけど、共犯者、被害者と同居してる家族の複雑な関係が予想を裏切られる展開で広がっていった。終盤までたたみかける展開が続き、飽きさせない構成になっていた。デビュー作とは思えないクオリティだった。

マネーウォーズ 予想収益

「パープルゴールド以上の職級をクリアした時、出撃キャラの絆がすべて発動した状態になっている(出撃時、未発動の灰色の絆が存在していない)」をクリア

 

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思いつきで取っていったけどクリアできて良かった。

残り4つだ…

スパロボY 体験版の感想

今月末に発売されるスーパーロボット大戦Yに水星の魔女のエラン4号が参戦すると聞いてお盆休み中にクリアしました。

作中ですと4号は6話でほぼ退場してしまうのですが、ゲームではどのように扱われるのか気になります。自分が触ったのはスパロボMXとZ破界編なのですが、ジョシュア生存ルートがありましたし、00劇場版までいくとグラハム生存ルートがあったはずなので…。退場キャラのifルートはあるのではないかとほんのり期待してます。まぁなくても、4号が他の作品のキャラと会話するところが見られたらオールオッケー。スレッタとの絡みがあれば望外の喜び…くらいのスタンスです。(あわよくばシャディクとシャディクガールズを使いたい。ここも好きなので)ではざっくり感想です。

 

結論から述べますと、水星の魔女の要素は(見落としていなければ)かけらも無かったです。

また、お話を引っ張っていくのはダイナゼノンとゲッターロボアークだと思うので、どちらかのアニメを一通り見ておいたほうがいいと思います。説明はあるので理解できるようにはなっていますが、多数の作品の情報を一気に流し込んでくるので、とっかかりとなる作品がないと難しいです。私は初めてスパロボを遊んだ時諸々に面食らったので…。

特に水星の魔女好きはロボットものをあまり見てない人も多いので、耐性がないにも関わらず大量のロボット作品を詰め込まれると食傷気味になるのでは…。

個人的なおすすめはダイナゼノンです。ロボの出番はありますが、ストーリー内ではそこまで重きを置かれていないので、見やすい作品だと思います。

 

さて、お話のメイン軸はオリジナル勢を除くとコードギアスとダイナゼノンとゲッターロボアークだと思いました。

コードギアスはプロローグの世界観の下地で、本編最終話のルルーシュ退場から始まったので、中盤〜終盤にかけて復活あたりをやるんじゃなかろうか。(復活は未視聴なので何もわからない)

ダイナゼノンとゲッターロボアークは、オリジナル勢直後に挟まれましたが、多分世界観に柔軟性があって他の作品と絡ませやすいんだろうなと。各キャラの自我がしっかりしてるので、他の作品と絡んでもブレにくいですし。

一部プレイアブルで使えたのはGガン(まさかの最終回後でびっくりした)、エンドレスワルツ。顔見せor名前見せだけだったのは逆シャアガンダムZ(シロッコ死亡、カミーユがどこに行ったと言われてたので劇場版Zなんだろうか)、コーンバトラーVかな…。あといくつか見落としていそうですが、少なくとも水星の魔女とゴジラSPは無かったです。

お話の始まりは地球だったので、一通り勢力集めたら中盤くらいに一度宇宙に上がるのでしょうか。そこでようやく水星の魔女は出てきそう。気になるのはどのくらい尺があるのか。

PV見る限り1話の決闘行っていましたし、4号の出た映像を見ると6話もやっていましたし、生放送で改修型を入手してからオリジナル展開とのことなので、12話のトマトバシーン展開はないまま他作品と合流するのかなと思っています。

ただ宇宙を統括しているのがシャアとのことなので、ベネリットグループはシャアの下にあるのでは…と思います。しかし地球は勢力圏ではないと思うんだけど…戦争シェアリングの設定はどうするんだろう。あとは宇宙世紀で超大手のアナハイムとの競合も気になります。アナハイムが優秀過ぎるので…。

まぁそこまで重要な立ち位置ではないのかなと、体験版遊んだ限りは思いました。

同じく情報がなかったゴジラSPも気になります。ゴジラの要素が濃過ぎる…扱いどうするんだろう…。ゴジラが出てきたら戦争シェアリングどうのこうの状態じゃないし、シャディクの理想も霞まないか…??いっぱい怪物出てきた気がするけど、それはダイナゼノンの怪物と合体するのだろうか。

ゴジラSPは途中までしか見てないので、改めて見ようかな〜と思ってたらいつのまにか8月下旬になってしまいました…。

 

戦闘面だと主人公機、ダイナゼノン、ゲッターロボアークが使いやすかったです。ここら辺強化していけばなんとかなりそう。

主人公は女の子のフォルテにしました。かわいいしセセリアの山根さんだし。山根さんは4号推しなので、一方的に親近感を抱いております。

 

個人的には(もともとダイナゼノンが好きなのもありますが)結構楽しかったので、時間見つけたら遊びたいです。

4号好きにとっても楽しめたらいいなと思います。ここはすごく重要。あとはシャディクとシャディクガールズですね!!みんな味方陣営として使えたらいいな…