徒然日記

好きなことを好きなように語ります

ペルソナ5S クリアしました。

※ネタバレあり
※自分がとても小煩いファンであることを強く自覚しました。スタッフにもファンにも申し訳ないと思いつつ止まれない。楽しい感想だけが見たい方はブラウザバック推奨





総括としては、すごく面白かったけど気になる点もあって、原作ほどのめり込むことが出来ませんでした…。P5無印の正統な続編と言われ、期待しすぎてたところもあったのかなと反省しております…。ロイヤルが楽しすぎたところもある!あのテンションで来てしまったから良くない。あくまでアトラス作品、あくまでコエテク作品なのかなと。
コラボ作品としてはすごく楽しかったです!!コラボだとキャラが全く違うことも多々あって、自社含めやばい作品も結構あるので…。
自分の中で諸々整理して、インタビュー等を拝見したいです。
2周目入ろうと思いましたが、刈り取るものを倒さないといけないんですね…!!!私には!無理では…!??



【楽しかったところ】
・怪盗団(新キャラ含め)全員が操作できる点
終盤からアクション性の違いの楽しさに気づきました(遅)
武器の違いが顕著に出ていて楽しかったです!!ペルソナも一緒に出てくれるのが、爽快感あり、一緒に戦ってくれる頼もしさありで楽しさマシマシですね!!
イージーですらヒィヒィの人間だったので、ようやく慣れてきた終盤じゃないと気づける余裕が無かったのが自分ダメダメでした/(^o^)\
敵がいないところでアクションを眺めるのがとーっても楽しかったです!

・各都市を歩き回れた点
再現度が凄かったですね!!
直近で行ったところが仙台だったのですが、本当にそのままで楽しかったです。季節が季節で今どこにも出られないので、ゲームの中で観光出来るのがとても楽しかった…。
各買い物場所を回るのも楽しくてですね!!全部食べないとトロフィー貰えないのでは?と買い漁ってたらお金が尽きました…orz
武器も買えなくなり焦りました!私は喜多川かww
そしてSwitch版で遊んでたからトロフィーとか無さげで!あるのかな…?
ガシャガシャが出来たりビリケン様撫でられたもいいですよねー!おみくじ引いたり四つ葉のクローバー見つけたりするのが楽しくて!遊び要素欲しかったです!(強欲)

・主人公(ジョーカー)がペルソナチェンジする時にペルソナ名を呼ぶ時のテンポの良さ
福潤天才すぎませんか!???どのペルソナも、ジョーカーが回転し終わったら言い終えてるんですけど!!!
福潤が全ペルソナの名前を綺麗に収めてるので、くるくる回すのが楽しかったです!戦闘が進まない罠。ずっと聞いていたくなりました。どこかに纏まってないかな…。
余談ですが、セーブ時の声のトーンが変わってました。低くなりましたね…?

・チャージ攻撃(無双風)の時のスキル攻撃がペルソナごとに違った点
敵を倒すのにいっぱいいっぱいだったので、こちらも気づくのが遅くなったんですが、3スキルくらい入ってましたね…??エフェクトが違うし、ペルソナも動いてスキル発動してくれるから見とれてしまうし、ジョーカーを操作するのもとても楽しかったです。戦闘だと余裕ゼロなので、敵がいないところでめいいっぱい堪能しました。

・善吉のキャラの良さ
私はガンダム00のロックオンで散々ミキシンのボイスの良さを堪能して、ここでも堪能するのかと…いやはや本当に良かったです。
上手く言えませんが、音が震えるところが好きです。おどけたところや苦悩しているところが言葉の端々から滲み出ていて、ミキシン!善吉!と叫びながらプレイしておりました。もうこれ以上なにも言うことはあるまい。
上司の女性(名前ど忘れ)や娘との関係もとても良かった。余談ですが、怪盗団ガチオタのなりきりで、設定もりもりでビビりましたw

・一ノ瀬さんのキャラの良さ
何よりもまず日笠さんの演技が最高でした!!個人的には前半の演じてるほうの一ノ瀬さんが大好きですね!マッドサイエンティスト大好きなもので!テンションmaxの演技とかも最高ーでしたね!!( ' ³ ' )
EMMAに心酔する様子も理由もよかったです!
感情がないない言う割に怪盗団に嫉妬する様子があって、ないと思い込んでる精神面が子供の大人という感じだったのでしょうか。プログラミングに打ち込んでいく中で、精神面の成長を捨ててしまったのかな。
もっとマッドサイエンティストだったらドツボだったなー!と思うのですが!!人間の感情を研究対象として客観的に見ていたらもっと好きだったのですが!!!もしかしてペルソナ5全体で一番好きな女性キャラでは?と思えるくらい気になっていたので、超個人的な理由ですがちょっと残念でした!中性的な喋り方も外見も大好きなのですよーぅ!あれはあれで丸く纏まってる(上記や下記の疑問点以外)ので可愛いです。日笠さんもっと起用されて頼む

春ちゃんの運転の荒さ
びっくりしましたがめちゃくちゃ面白かった…!!爆走する場面がとても好きです。真ちゃんが頑なに運転したがる理由がよくわかりました…。

・各ダンジョンのジェイルボスの話
既存キャラとの掘り下げもありつつ、ジェイルボスの掘り下げもあって良かったですよね!
原作は基本被害者視点でストーリーが進行してパレスボスに寄り添う描写はほぼなかったのですが、Sではジェイルボスが被害者兼加害者なのでジェイルボスに寄り添う描写が殆どでした。感情移入しやすかったのではないかと。
被害者兼加害者に寄り添うのは、R繋がりでもありますよね。Rはともかく、Sもこういうパターンとなるとこっちのほうが受けやすいのでしょうか…。
個人的には、札幌の氷堂鞠子さんの話が一番好きでした!悪に気づいてしまい、加担してしまい、おかしいと思いながらも視野が狭まり追い詰められていく流れがとても良かったです。
夏芽安吾を鼓舞する喜多川のシーンも創作者の端くれとして心打たれました。やっぱり努力って大事ですね…最近何も書いてないけど頑張ります…。


・ペルソナシリーズ作品のBGMで遊べるところ
これ無料なのが凄すぎますよね!!
アレンジだったり原曲そのままだったりと楽しかったです。「女神異聞録ペルソナ」と「Persona」が別作品扱いなのは配慮が行き届いてて思わず拝みました!
私はやっぱりペルソナ2の曲が好きなので、原曲に近い罪のBGMで常に遊んでおりました。怪盗団にとっても馴染んでいてニヤニヤが止まりませんでしたね!

・無印怪盗団の活躍の違和感のなさ
発売前は明智と芹澤出して!!!と思ってましたが、本編の違和感の無さに必要ないかな…という思いも…いやいや出して欲しいです!会話なくていいんで!DLCで!無理ですよね分かります!

モデリングの違い
アトラスだと重心がかなり下にあってアニメみたいなのですが、コエテクはやはりアクションゲームだからか通常の重心でしたね。
各キャラの背筋も原作と少しずつ違って印象的でした。
コエテクのジョーカーの下半身のラインもモデル立ちのようで格好よくて好きです。
あと指の関節の動きが細かくて好きです。PVの喜多川を見ていいなーと思ったのですが、ゲーム内で確認する余裕がありませんでした…。

・リクエス
リクエストも色々出てくるので過去のジェイル歩き回ったりするのも楽しかったですー!!
ただ、怪盗のたしなみは私がせっかちな故か全然上手くいかず…!何回も何回もやり直して何とかクリアしましたorz

・ペルソナ所持枠がmaxな時に未登録ペルソナをゲットしたら自動的に全書登録してくれるところ、かつ既に登録済みだった場合はppt化してくれるところ
ここマジで神仕様だと思いました!!!やべーありがたいやつ!!
よく溢れてヒィヒィだったので、逆輸入して欲しいですね!!
しかも未登録ペルソナが自動的に全書登録された場合、全書から召喚するとタダなのが最高だなと!逆輸入してくださいよろしくお願いいたします🙏🏻✨


【疑問点】
・一ノ瀬さんが感情を失ったのはいつか
親を亡くした時からなのか、生まれた時からなのか分かりませんでした。親を亡くして涙も出せず呆然としていたら、むしろ周囲は同情しそうな感じですが…。
では生まれた時から感情が薄くて、唯一の理解者である両親を失って、更に感情が無くなったのか。これは妄想が強すぎるかな…。
描写的に、周囲が違和感を感じたのは親を亡くしてからのようなので、恐らく前者なんだろうな…。きっと親戚も友人もみんな塩だったのだろうと思うことにします。
もっと掘り下げ欲しかったなー!なー!

・EMMAとR3学期
何を言ってもネタバレ。ここの共通点や違いなど一番考察したいところでした!!!



※ここから愚痴が出てきます。見たくない方はバックバック!



【合わなかったところ】
・怪盗団のキャラ解釈の違い
(覚えてる範囲だけ。ここが一番大きかったです)
ジョーカー:彼の仲間への選択肢って結構辛辣なものが多くて、励ますものもあるけど、コラと思ったら冷たく突っ込むし、鼓舞する時は背中を強く叩くような荒っぽさもあるイメージもあったのだけど、全体的に無難な内容で印象が薄かった。選択肢からにじみ出るキャラの個性も感じられませんでした…。
竜司:流行りは追いかけるけど、どハマりはしないイメージだったので、柊アリスに対してハマってて意外だった。また、ジョーカーがアリスに殴られたことに普通に憤慨してて、幻滅する様子が無かったので「本当にハマってたのか?」と不思議。好きなアイドルが裏で酷い性格だとまず幻滅するんじゃないかな…
喜多川:彼にとって芸術は生きることであり呼吸することと同義なので、芸術に生きているのをアピールしないと思います。しかも何度もするのはちょっと…。何でもかんでも美しいって言わないし、何より可愛いとは褒めないかなー!美へのこだわりが全然感じられなかった…!プライドもしっかりあるので拒否されたら「なんだと!?」って言い返すと思うのですが、なかったぜ…。
モルガナ:皮肉要素が全然無かった…!!
春:斧アピールは何か違うなと思ったんですが、上手く言い表せず…。あと何かの返答が違うな、と思ったんですが思い出せませんorz
杏や真もうん?と思ったんだけど、こちらも思い出せず…。
全体的に怪盗団の性格が丸くなってた印象でした。原作だと、皆向いている方も意見も違って、お互い議論することですり合わせして一致団結するイメージだったので、性格も生き方も感じ方も違う子供たちがひとつの謎を追うための満場一致制度が生きてると感じていました。Sはみんな見てる方向が一緒で意見も同じで、すり合わせ必要ないな…満場一致制度必要ないな…という感じで、細かい部分でキャラ解釈が違いました。大体合ってるんですが、大体合ってるからこそ微妙に違う部分が気になってしまいました。
原作だとパレスごとに本当にこの人を改心させていいのか満場一致を確認していましたが、Sは確認してなかったなと。悪いことをしてるのは明らかなのですが、満場一致制度が好きだったので、個人的には成り立ち含めて大切にして欲しかったです。
アニメ寄りの性格に近いかもというのも聞いたのですが、アニメはところどころしか視聴しておらず、通して見てないので分かりません/(^o^)\余談ですが、OPの鬱屈した感じがとても好みで、何度もループして見まくりました…(∩´∀`∩)♡

・ソフィーがとても怪しいのに誰も突っ込まないところ
序盤から現実世界で怪盗団をサポートする様子が明らかにEMMAと同じなのに、誰も疑問を提示することなく受け入れてて不思議でした…。
怪盗団は周囲から騙されて虐げられてきた子供たちなので、怪しいポイントにはプレイヤーよりも敏感だと思うのですが…。
誰も突っ込まないのもあって、疑念がとにかく膨れ上がって、可愛さをアピールしたデザインなのが更に疑念を深めて、「いつ裏切るのか」と引き気味で話を追いかけてしまった。これもハマりきれなかった原因なのかもしれません。「もしかしていい子なのでは?」と思ったのが終盤(それこそ一ノ瀬さんを説得するあたり)でした…。

・近衛の小物感
まぁまぁジェイルのボスはいいとして、まさか近衛さんも小物だとは思わないじゃん!??いやいや、警察握ったんだから、怪盗団の情報得ようよ!!と叫びたくなりました。怪盗団がどういう人間たちでどういう事件を起こしてたか、それが分かれば対処しようがあったはずなのに、迂闊も迂闊のダメダメさでした。
裏で操られていたとしても、もっと格好よく怪盗団を追い詰めて欲しかったです…。
獅童並とは言わなくても、もっとこう、何かないのか…。
怪盗団に関する情報不足による敗北は、一ノ瀬さんにも言える訳ですが。
今回敵が小物過ぎて、悪役好きとしては全然満足できませんでした…。

・会話送り、ナイフの刺さる音etc気になった点
体験会の感想で会話送りが遅いです!!!気になります!!と書きましたが、ここまで早くなるか!?と動揺しましたw本編より早くて、慣れるのに時間がかかりました…。
あとカレンダーでナイフの刺さる音のタイミングが!違う!ここもアトラスのこだわりが凄かったんで、めちゃくちゃ気になりました…。土屋さんではないことを激しく痛感しました…。
猫姿のモルガナの動きが早くて怖い…。もっと緩急があってもいいかも…。

・モブのガヤガヤした声
明るいんですよ、発言内容が!びっくりしました。「つまんねー」とか「信じられないんですけどオ」みたいなのが一切ないんですよ!明るい!割と爽やか!製作会社でこうも違うのかなととにかくびっくりしました。世の中が全然違う…。
無印やRだとラスボス倒した後も倒す前も、鬱屈した世の中なのは変わらない、でもどこかにいる誰かの心を変えたり背中を押すことは出来たよね、っていうところが原作の好きなポイントでもありました。だけど、Sは明るい…。最初から明るいです…